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いーよいーよ さいぺさいぺ
by gon-puaka
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オトナの修学旅行 真面目なお話

さて。
真面目な話でもしましょうか。

今回参加したプログラムは安部元首相の時代に提案された(安部首相の時代私は日本にいなかった、、、)JENESYSプログラムの一環で、今回の主催は国際交流基金でした。
JENESYSプログラムは様々な団体で、様々な年齢層、方法で行われていますが、今回私が参加したのは、
比較的年齢層高め、(公式には)博士課程以上程度(だから私が何で滑り込んだのか分からんのよ、、、でも他の人も博士出はいなかったけど)を狙った次世代リーダー育成プログラムというものでした。

このプログラムは、青少年交流を通じてアジアの連帯に強固な土台を与えることが目的です。
若者達の思い出作りって言われたらまあ、簡単に言えばそうだろうね、と思います。
良好な対日感情の形成を促進するのも目的だから。
ただ、私が参加者として感じた事は、
これから何かしようとしている、もうすでに始めている、アジア各国の人とネットワークが出来たこと、
そして、このプログラムを通じて体験や意見を共有したことで、そのネットワークが個人同士の相互理解(あるいは友情)に基づいた強固なものになったこと、
この点は意義のあるものだと思います。

日本がアジアの国の一員として関係を築いていく時、国同士の取り決めと同時に、あるいはそれとは別に、
個人同士の信頼関係に基づいた絆のネットワークも大きな力を持つと思います。

たいがいぼやーとして大した事は考えていない私ですが、
時には進路や人生や社会について考えたりすることもあったりする。
そんな時、日本という箱の中だけを見ている時より、ふと視線を上げて海の外を見回してみれば、近けりゃ飛行機で2時間ちょいの所、時差1時間の所に、それぞれの土地でコツコツ仕事をして頑張ってる人がいる、その人達はメディアで報道される○○人というくくりではなく、名前と熱を持った、私と一緒にご飯を食べて飲み放題して踊りに行った人達なんだと感じられるだけで、目の前がぱあっと開けるような気がします。

つい2,3日前の朝日新聞に、拉致被害者の蓮池薫さんのインタビューが載っていて、そこで彼は
「最終的には個々の付き合いです。将来、東アジアの人達が仲良くなるためにはこれが何よりも大事だと思います。」
と言っていました。

なんだ、結局人って感じる事は一緒なんだ、と思いました。

そしてもう一つ、日本各地で様々な話をアジアの参加者と一緒に聞いたことで、アジアの中で他国と一緒に歴史を重ねてきた日本、をより強く感じられたと思います。
私が今まで感じていた以上にアジアの影響を受け、繋がりを強く持っていた日本。
逆になぜ今まで感じられなかったんだろう?とも思う。
そして各地で様々な話を聞いたことで漠然とですが大きな日本社会の地図を描けるようになったような気もします。
私はアジア人なんだ、とアジアの人々と一緒に過ごした事で確認出来たと思います。


ま、協力隊行ってたくせに、今更そんな感想?って気もするが。


今回のプログラムは終わったばかりで、これからこの経験がどんな風に私達参加者に影響を与えてくるか、具体的なことはまだ分かりません。
私はまだただの学生で何もしていないし。
でも、今回のプログラムに参加した答えとして、行動をする責任があるなあと感じています。


行動すること、ずっと私のテーマだけど、口だけじゃなくてやんなきゃな。


このJENESYSプログラム、ほんと色々な年代を対象に色々な形でやってるみたいなので、興味のある方は是非調べてみてください。
学校の長期休みの時なんかに何かしたい人にはぴったりかも。

by gon-puaka | 2010-03-27 20:41
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